サラリーマンの場合は、苦手な取引先でも会社の為に愛想を良くして付き合う必要があります。しかし、自営業の場合は取引の相手を自由に決定できるので、その点では気楽に人間関係を構築できるかもしれません。だからと言って横柄な態度や契約解除などをにおわせて強引な取引をしようとするのは言語道断です。悪評はすぐに広まるので、社会人として適切でない態度は自分を苦しめるだけです。
取引というのは、極論を言えば人間関係一つで動くお金も変わってきます。例えば10万円の取引でも、良好な人間関係を築いている相手は8万円に下げるということは多々あります。そこには今までの感謝とこれからの末永い付き合いに対する期待がこめられています。

自営業者は、全て一人で取引をする必要がありますし当然その数が多いほど苦労します。しかし、売り上げアップをする為には少ない取引ではなく多くの取引をした方が良いです。毎回スムーズに取引できれば良いのですが、神経をすり減らすような攻防戦をしていると疲れてしまいます。このような戦いを避ける意味でも、取引先と積極的にコミュニケーションをとって関係を良好にする必要があるのです。謙遜すると衝突せずスムーズに取引ができるかもしれませんが、対等に取引する為には謙遜するばかりではいけません。
関係性を良くするには長い付き合いが必要ですが、年賀状を送るなど些細な気遣いの積み重ねも大切です。良い取引先に恵まれると、それだけストレスも軽減されます。

独立とは他から離れて別になることであり、何事も自分の意思や感覚で行動をしていくことと言われています。